アパレルEC支援のダイアモンドヘッドは、不正対策ソリューションのアクルと資本業務提携を締結した。ECサイトの不正対策強化が目的。ダイアモンドヘッドがアクルの株式の一部を取得し、協業を進める。
国内のクレジットカード不正被害額はEC市場の成長を上回るペースで増加。2024年のクレジットカードの不正利用被害額は、前年比2.6%増の555億円となり、4年連続で過去最高を更新した。
EC加盟店は「決済前」「決済時」「決済後」の総合的な不正対策が求められている。
ダイアモンドヘッドは「決済後」の不正対策で不正被害額を抑えてきたが、こうした環境変化に対応していくには「決済前」「決済時」の不正対策が不可欠と判断。アクルは「決済前」から「決済後」までを網羅する不正対策サービスを提供し、4万5000サイトの導入実績と豊富な知見を有するため、提携に至ったという。
ダイアモンドヘッドはアクルと代理店契約を締結し、不正対策サービスを代理販売。システム連携の実現で、ダイアモンドヘッドのECプラットフォーム「F.ACE」「DS2」を導入するEC加盟店は、不正検知・認証システム「ASUKA」「ASUKA-3DS」を中心としたサービスをスムーズに導入できるようにする。
また、不正対策サービスに開発を共同で検討していく。アクルの不正対策ノウハウとダイアモンドヘッドのEC運用ノウハウを掛け合わせ、新種の不正手口にも対応できるサービスの開発を検討するという。
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