ラストマイル物流に特化した物流ソリューション事業を展開するエニキャリは、Uber Eats Japanのラストワンマイル配達ソリューション「Uber Direct」とシステム連携を開始した。エニキャリの共同配送パートナーに「Uber Direct」が加わり、共同配送網の対象エリアとキャパシティが拡大した。
エニキャリのラストマイル配送ネットワークは、荷主のECサービスや基幹システムとエニキャリの「ADMS Connect(アダムス コネクト)」を連携し、自動で荷主配送マッチングをする仕組み。「Uber Direct」は「ADMS Connect」との連携を通じて、エニキャリの共同配送網に加わる。

「Uber Direct」は、パートナー企業が自社ECサイトやアプリで販売している商品を、Uber Eatsの配達ネットワークを活用して配達するラストワンマイル配達ソリューション。パートナー企業は、自社で配達要員の確保・管理をせず、全国47都道府県で効率的に即時配達を提供できる仕組み。
この連携により、エニキャリの配送ネットワークを使う企業は、対象エリアを広げることができるようになる。
新型コロナウイルスの影響でフードデリバリーやモール型ECサイトの利用が拡大し、その利便性が広く浸透。現在はポストコロナのなかで、飲食・小売業界はブランディング・マーケティング・顧客管理(CRM)を強化する動きが進み、自社ECサイトやアプリ、自社デリバリーの導入が加速しているという。
また、エニキャリの配送ネットワークを利用している企業からも、対象エリア拡大を望む声が多く寄せられていた。こうした市場の変化から、エニキャリは「Uber Direct」との連携を決めた。
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