クラウド型在庫管理システムのロジザードは、物流業界が直面するドライバー不足や輸送力低下といった課題の解決に向け、ブロックチェーン技術を基盤とした共通デジタル荷札「Bit Waybill(ビットウェイビル)」の提供を2026年秋に開始する。
「Bit Waybill」は、貨物ごとに共通IDを発行して荷札情報を管理することにより、従来は企業ごとに独立していた運送データを業界全体で共有可能にする仕組み。フィジカルインターネットの実現を後押しする次世代の物流インフラとして期待される。
ブロックチェーンの活用で荷札データの真正性と高い追跡性を実現
「Bit Waybill」には、貨物ごとの共通IDをブロックチェーン上でNFT(非代替性トークン)として管理する手法を導入。これにより、複数の事業者が関わるサプライチェーンにおいても、データの改ざんを防ぎながら安全に物流情報を共有することが可能となる。過去の運送実績やステータスの更新履歴が時系列で正確に記録されるため、確実なトレーサビリティも確保される。
このシステムには、IoTゲートウェイやマイクロサーバーの開発に強みを持つぷらっとホームの「ThingsToken」を技術基盤として採用。ロジザードとぷらっとホームは2025年2月から物流DXにおけるブロックチェーン活用の共同研究を進めており、「Bit Waybill」はその具体的な成果となる。
各種WMSやTMSとのAPI連携により、物流データを共有する協調型基盤へ
「Bit Waybill」は外部システムとのAPI連携を前提として設計しており、倉庫管理システム(WMS)や輸配送管理システム(TMS)、配送アプリなど、多様なWebサービスと柔軟に接続できる点が特徴だ。
ロジザードは、この共通デジタル荷札を物流業界全体のオープンな基盤と位置づけ、既存システムの利便性向上や、これまでにない新しい物流サービスの創出を支援していく方針を掲げる。
現在は広く参加企業を募っており、個社の枠組みを越えて限られた輸送リソースを効率的にシェアできる、共創型のデータプラットフォームとしての発展をめざしている。
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