Reproは、サイトスピード改善ツール「Repro Booster」に新たな機能「カート&フォームページ高速化機能」を実装した。また、「Repro Booster」を導入している事業者を対象に、ランディングページ(LP)の表示を高速化する「ランディング高速化機能」のβ版の先行提供を始めた。
「カート&フォームページ高速化機能」は、カートページとフォームページの表示速度を改善し、カゴ落ちやコンバージョン直前の離脱を防止する機能。システムの都合で事業者自身での改善が難しかった領域を改善できるようにする。
β版として先行提供する「ランディング高速化機能」は、サイトの入り口であるLPの離脱率を下げ、広告の費用対効果改善に貢献できるという。
購入・申し込みを伴うECサイトにおいて、ページの表示速度はユーザー体験とコンバージョン率に直結する重要な要素で、LP、カートページ、フォームページでの遅延は機会損失の大きな原因になる。Reproによると、多くの事業者がこの課題を認識しつつも、抜本的な改善には至っていないケースが多く見られたという。これらの課題を解決するため、2つの新機能を開発した。
「カート&フォームページ高速化機能」
カートページとフォームページの表示速度を改善する機能で、消費者の離脱防止に役立つという。一般的に、表示速度はカートの商品点数に比例して遅くなりやすいが、それを抜本的に改善。ユーザーのストレスを解消し、購入・申し込みへの離脱を抑制することで、導入サイトのCVR向上を見込む。「Repro Booster」の標準機能として提供する。
「ランディング高速化機能」(β版)
Webサイトの入り口であるLPの表示を高速化する機能で、ページの表示速度に大きく影響する画像を自動的に圧縮・最適化し、高速なCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)から配信。「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」などの主要な速度指標を改善し、ユーザーの直帰率の低下につなげる。また、広告の費用対効果やSEO評価の向上を見込むという。
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