メルカートは、牛乳石鹸共進社が運営する牛乳石鹸公式オンラインショップ「みんなのAWA-YA」に、クラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」を導入した。
「メルカート」は、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」を基盤とした「次世代クラウド型ECサイト構築プラットフォーム」。AI技術を駆使した業務効率の向上、ノーコードによる直感的な操作性、高いセキュリティ、最新トレンドに対応した機能の自動バージョンアップを実現するほか、集客からCRMまでサポートする専門チームなどを通じて、顧客のECサイトにおける課題を解決している。
牛乳石鹸は「まずは小さく始め、ファンとのコミュニケーションを着実に実現できること」を重視。「メルカート」について、レビューやアンケート機能など、顧客の声を集める仕組みが標準搭載されており、「対話の場」としてECサイトを運営できると評価した。また、直感的で扱いやすい管理画面や国産サービスならではの安心感、日常運用を支える堅実な基盤として採用したという。
加えて、導入後の拡張性も決め手になった。将来的には機能拡張やパッケージ型ECプラットフォーム「ecbeing」へのシームレスな移行が可能で、規模拡大に柔軟に対応できる点も成長戦略に合致した。
メルカート導入後、レビューやアンケートを通じて累計約6000件の顧客の声を収集。これらのデータは社内報やメールマガジンで共有し、社員間での共感、ブランド価値を組織全体で再認識する機会になったという。
さらに、購買データと顧客の声をひも付けて分析できるようになったことで、商品企画やマーケティング施策の精度も向上。顧客の要望と購買動向を根拠に、「カウブランド青箱アイテム」のEC販売を決定。プレオープン時には初日の1時間で完売する商品もあり、従来の販売チャネルでは見えにくかったファンの熱量を可視化することができた。
メルカートを導入したことで、顧客の「声」が見える化され、データと連動して分析できるようになったことは大きな成果。今後は、サンクスメールなど、これまで十分に活用できていなかった機能を取り入れ、より双方向のコミュニケーションを強化していきたい。また、店頭やドラッグストアで商品を手に取ってくださる方々も含め、“ファンを可視化”し、リアルとオンラインを横断する形で顧客理解をさらに深めていきたい。(牛乳石鹸 担当者)
牛乳石鹸共進社は1909年の創業以来、石鹸やボディソープなどの身体洗浄料を展開。赤箱・青箱の石鹸が代表製品として知られる。
近年は、熱量の高いファンと継続的につながるためにリアルイベントや自社ECサイトを通じたマーケティングにも注力。顧客の声を製品企画に反映させるなど、ブランドとユーザーがともに育つ仕組み作りを進めている。
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