ecbeingは、キーコーヒーのBtoB-ECサイト「KEY'S TABLE」に「ecbeing BtoB」を導入した。
「ecbeing BtoB」は、「得意先別商品・単価表示」「品番発注機能」「注文管理機能」「出荷指示データ出力機能」「配送設定」など、法人間取引に特化した標準機能、業務をサポートするオプションを取りそろえるBtoB専用のEC構築プラットフォーム。
個人経営の喫茶店やカフェ、飲食店をターゲットに、新規顧客の獲得や既存顧客の継続購入を促進するため立ち上げた「KEY'S TABLE」の基盤に、法人向けECサイト構築プラットフォーム「ecbeing BtoB」を導入した。「KEY'S TABLE」はその基盤上で、業務用コーヒー、各種飲料・食品、器具などのプロユース向け商品を販売している。
サイト構築にあたっては、基幹システムとの連携や顧客管理といった、BtoBならではの機能面の要件を実現することに加え、同じecbeingのシステムで構築した各サイトや導入済みツールとの効率的な連動を重視した。
商品を届けるだけでなく、飲食店運営の役に立てる情報コンテンツの拡充、お客さまのニーズに合ったコミュニケーションに取り組んでいく。(キーコーヒー 担当者)
「ecbeing BtoB」を活用した「KEY'S TABLE」の特長
会員制度
会員登録(無料)をしたユーザーは、会員限定価格で商品の購入ができる。会員限定の特別割引や、年間購入金額に応じたクーポンの進呈など、「KEY'S TABLE」の顧客であるプロの店舗運営をサポートするような特典を用意している。
会員ランク制度は「レギュラー」「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」を設けている。既存・新規顧客を問わずロイヤリティを高め、継続利用率の向上につなげる施策として機能しているという。会員ランクは年間利用額に応じてアップする。ランクが上がるとレギュラー価格からの値引き率を引き上げたり、クーポンの割引額や発行回数を増やしたりする。
卸先に役立つさまざまなコンテンツ
取扱商品を活用したレシピ、商品の紹介、業界の最新動向を記載したメルマガなど、卸先となる顧客を意識したコンテンツを展開している。
また、実際に卸先と関わる営業社員がおすすめする商品情報を、ecbeingのグループ会社であるvisumoが提供するサービスを活用し、スタッフの投稿としてECサイト上で発信している。
商品紹介やコーヒーの入れ方などのコンテンツは動画も用意。視覚的にわかりやすい情報の発信を意識している。、一般消費者向けECサイト「キーコーヒー公式オンラインショップ」で蓄積してきたコンテンツも一部活用しており、サイト間のシナジーを生み出しているという。
ドメイン統合によるシナジー
一般的なBtoB-ECサイトでは、既存顧客にメールなどで案内する集客手法が主流だが、「KEY'S TABLE」では検索エンジンからの流入も意識した施策を展開。コーポレートサイト内に「取引を検討する顧客」向けの専用LPを設置し、見込み顧客の集客を目的としたコンテンツを多数展開することで「KEY'S TABLE」への送客を促進している。
なお、キーコーヒーは2022年に一般消費者向けECサイト「キーコーヒー公式オンラインショップ」を「ecbeing」でリニューアル。2023年にはecbeingが手がけるEC支援ツール「RESOMO(リソモ)」を同サイトに導入し、コーヒーセミナー予約の仕組みを刷新した。2025年にはecbeingのCMSサービス「UNITE(ユナイト)」によるメディアコマースCMSを導入し、コーポレートサイトのリニューアルを実施。同年、ecbeingグループのReviCoが提供するレビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo(レビコ)」と連携し、コーポレートサイト内にファンコミュニティサイトを構築している。
著者情報
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