食品輸出入事業などを手がけるTradiは4月17日、ハラール認証食品とムスリムフレンドリー食品に特化したBtoB-ECサイト「HALAL ICHIBA(ハラルイチバ)」をオープンした。飲食店や小売店、スーパーマーケットなどの事業者を対象に、ハラール対応食品をワンストップで仕入れられるBtoB-ECとして展開する。
「HALAL ICHIBA」では、調味料、精肉、乳製品、茶飲料、加工食品など約220品目を販売する。取引メーカーは12社以上で、キッコーマンのハラール醤油、麻生醤油の蔵元醤油、ハラール近江牛・伊賀牛、南薩食鳥のハラールチキン加工品、つぼ市製茶本舗のコンブチャ、新見フレッシュキャビア、比叡ゆばなどを取り扱う。
サービス開始の背景には、国内で高まるハラール対応食品への需要がある。訪日ムスリム観光客の増加や在日ムスリム人口の拡大を受け、市場は拡大傾向に。一方で、国内のBtoB流通では、仕入れ可能な商品やメーカーの情報が体系的に整理されていない点や、既存流通チャネルでの取扱品目の少なさ、ハラール認証食品とムスリムフレンドリー食品の違いが分かりにくい点などが課題となっていた。
こうした課題に対し、「HALAL ICHIBA」はハラール認証食品やムスリムフレンドリー食品を1つのプラットフォームに集約した。事業者が認証の有無を個別に確認する手間を軽減し、仕入れ先の選定を容易にする。小ロットとケース単位の両方に対応しており、飲食店の試験導入から小売店の大量仕入れまで、事業規模に応じた発注を可能としている。
また、サイト内では「ニュース・コラム」も展開し、ハラール認証の取得方法や基礎知識など、事業者のハラール対応を後押しする情報も発信していく。
ハラール食品を仕入れたい飲食店や小売店にとって、「どこで、何を、どう仕入れればよいのか」が分かりにくいことが、日本のハラール食品流通における大きな課題だと認識している。HALAL ICHIBAでは、ハラール認証食品とムスリムフレンドリー食品を一つのプラットフォームに集約することで、事業者の仕入れ課題の解消と国内流通量の拡大につなげたい。(Tradi HALAL ICHIBA事業担当 服部鉄平氏)
今後は、現在約220品目となっている取扱商品を1年以内に1000SKUまで拡充する計画を立てている。水産物、菓子、冷凍食品などの新カテゴリ追加を進めるほか、英語対応、定期発注機能、お気に入りリスト、サンプル請求機能など、BtoB利用に最適化した機能開発も進める方針だ。
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