ニトリホールディングスは、他社が出店可能なマーケットプレイス型モデル「ニトリネットマーケットプレイス」を本格始動した。自社運営のECサイト「ニトリネット」において、ニトリブランドの商品とマーケットプレイス出店者の商品を並列で表示。ユーザーはこれまでの買い物体験を損なうことなく、より幅広い選択肢の中からマーケットプレイスの商品をシームレスに購入できる仕組みを構築した。
システムの基盤には、マーケットプレイス構築のMirakl(ミラクル)のSaaSを採用している。Miraklはフランス政府認定のスタートアップ支援プログラム「French Tech Next40」にも選出されており、世界で400社を超える大手企業への導入実績を持つ、信頼性の高いソリューション。
マーケットプレイス経由の商品は、カテゴリ検索やキーワード検索の結果一覧において、「出店ストア名」と「マーケットプレイス」という専用のリボンが表示される。これにより、ユーザーは販売元を明確に識別しながらも、ニトリネットのプラットフォーム上で一貫した購買フローを利用できる。
サービス開始時点での取り扱いカテゴリは、「ベビー用品・ベビーベッド・キッズアイテム」および「健康・美容器具・スキンケア」に特化。現段階では、子ども家具の製造販売を行う大和屋、およびスマートバスマットを展開するissinの2社が出店している。
ニトリグループは、2032年までに3000店舗の展開と売上高3兆円を達成するという中長期ビジョンを掲げている。この高い目標の実現に向け、事業領域のさらなる拡大と顧客支持の獲得を狙った「EC改革」を加速させている。その中核戦略の1つが、今回のマーケットプレイスの導入だ。自社で在庫を抱えるリスクや物流コストを抑えつつ、品ぞろえを急速に拡充。スケールメリットを最大限に生かすことで、サイトの集客力向上と収益性の最適化を図る狙いがある。


