Kivaは事業者向けのワークフロー型AIエージェント「SAMURAI(サムライ)」の提供を始めた。ECサイト運営の商品登録、競合・営業先の分析などの利用シーンを想定している。

「SAMURAI」はAIがPCを直接操作し、導入企業の業務効率化をサポートする。自然言語で業務ワークフローを作成すると、その内容に基づきAIがPC画面上のGUI操作を自動で実行。ブラウザ操作、生成AIモデル間の連携を標準化するためのプロトコルであるMCP連携を中心に対応。今後はPC全体の操作にも対応を予定している。
「SAMURAI」の活用が見込まれるシーンは、ECサイト運営の商品登録、競合・営業先の分析、資料作成、メールチェック・送信、商談調整、新入社員のアカウント発行など。
月額費用は、「ビジネスプラン」は2万9800円。上位プランとなる「エンタープライズプラン」は応相談となる。このほか、個人の利用にも対応する(個人利用は無料)。
「SAMURAI」の特長
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AIが一連の操作を自動で遂行
一般的なチャット形式のAIサービスでは、ユーザーが1つひとつの操作を指示し、結果を確認しながら調整する必要がある。「SAMURAI」はあらかじめ定義されたワークフローに基づき、AIが一連の操作を自動で遂行。特に、繰り返し作業や定型業務において、高い効率化が想定されている。 -
ワークフローの視覚的編集が容易
自然言語から生成されたワークフローは、画面上で直感的に編集・調整できる。ノーコードで操作できるため、専門的なIT知識がなくても業務プロセスを構築・改善できる。 -
自然言語での業務指示が可能
「SAMURAI」は人に指示するような自然言語での指示ができる。操作フローやルールを細かく定義・設定する必要がない。
従来のチャット指示型AIとは異なり、都度の入力や確認を必要とせず、あらかじめ自然言語で指示した内容に従って「SAMURAI」が自律的に業務を進行する。
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