イオンリテールは2月25日、シニアケアや介護に携わる「ケアラー」を対象に、情報や商品、サービスを総合的に提案する新規事業「MySCUE(マイスキュー)」の一環として、イオンリテール初となるモール型ECサイト「MySCUEシニアケアモール」をプレオープンした。
プレオープンに合わせ、イオンリテールは「MySCUEシニアケアモール」への出店を希望する事業者の一般募集を開始した。正式なグランドオープンは2026年初夏を予定している。
特化型モール「MySCUEシニアケアモール」の強み
「MySCUEシニアケアモール」は、シニアケア・介護領域に特化した商品や、ケアラーの負担を軽減し日常生活をサポートするサービスを中心に展開する特化型ECモール。介護に関連する特定ジャンルに絞り込むことで、一般的なECモールでは埋もれがちな商品・サービスの認知度向上や、ターゲット層へのダイレクトな露出が見込める点が大きな特長となっている。
イオンリテールが提示する「MySCUEシニアケアモール」へ出店する主なメリットは次の通り。
- シニアケアや介護に対して高い関心を持つユーザー層へ、効率的にアプローチできる
- 商品やサービスが持つ独自の価値、開発背景を深く伝えられる環境が整っている
- 「MySCUE」が持つ独自の接点を活用し、オンラインと実店舗(オフライン)の両軸から商品購入へとつなげられる
出店にあたり、出品予定の商品・サービスが、MySCUEが定義する「12の課題」のいずれかを解決する内容であること、および法人の事業者であることが条件となる。応募後は、イオンリテールのMySCUE事業部による出店審査が行われる。
「12の課題」とは、ケアラー側が抱える4つの負担(身体的ケア、ストレス緩和、金銭面のやりくり、時間の節約)と、要介護者側の8つの課題(身体の健康、口の健康、食の改善、認知機能、心の豊かさ、人生の楽しみ、自尊心向上、孤独の解消)を網羅した指針となっている。
2月25日のプレオープン時点で、すでにイオンリテールの既存取引先や新規参入企業を含む70社以上が参加している。この期間を通じて、イオンリテールはサイトの操作性や視認性、配送リードタイムの検証を行い、正式オープンに向けてモールの最適化を進めていく方針だ。
「MySCUE」について
「MySCUE」は、2023年9月にイオンリテールが立ち上げた新規事業。少子高齢化が進む中で増加する「潜在ケアラー(介護が本格化する前段階の層)」やケアラーが、必要な情報やサービスに迷わずアクセスできる環境作りを目的としている。
イオンリテールは2023年9月の情報サイト開設を皮切りに、2024年9月には「MySCUE イオンスタイル品川シーサイド」(東京都品川区)、2025年10月には「MySCUE イオンモール大日」(大阪府守口市)と常設店を順次オープン。デジタルとリアルの接点を融合させた展開を加速させてきた。
MySCUEの情報サイトやアプリでは、記事配信だけでなく、ユーザーの悩みに企業が直接回答できる「相談質問」やコミュニティ、ブログ機能も備えている。実店舗は、顧客の生の声を直接受け取れる拠点として機能しており、多角的なデータに基づいたケアラーの意思決定支援をめざしている。
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