ファッション診断サービスを提供するりぷらすはAI試着サービス「きてみて」を開発、実用化に向けて試験運用を複数のアパレル企業と始める。
「きてみて」は、7万人規模の統計データと1万人の対面診断で構築した独自理論「88診断」を基にしたAI試着サービス。顔写真と簡単な情報をECサイトに入力するだけで、AIが「似合う」テイストを診断し、該当するブランドや商品の試着画像を自動生成する。従来のネット通販では難しかった“納得感ある服選び”ができるとしている。
「きてみて」は、色彩学の権威である佐藤邦夫氏が開発した「嗜好感性価値観座標」と、延べ1万人の顧客へ対面にて実施してきた診断実績が基盤にある。7万人以上の嗜好統計と画像データをAIが学習した独自技術で、従来の骨格・顔タイプ分類に依存しない高精度かつ再現性のある診断を実現するという。

りぷらすによると、「自分に本当に似合う」を可視化でき、オンライン上でも納得感のある商品選択を実現できるとする。また、診断結果に基づく試着生成は、アパレルブランド各社の実在商品に対応し、ブランドとのコラボレーション展開も可能としている。
実証実験は、スタッフの提案力強化、服販売率の向上、顧客満足度アップに向けて、アパレル事業者向けにEC連携・店舗導入も視野に入れて実施。リスキリング支援や補助金の活用で、負担を軽減した導入試験も提供する。

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