プレイドはこのほど、ディーエイチシー(DHC)のファーストパーティデータを柔軟に活用する統合基盤としてCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」シリーズのプロダクトを導入した。
ECサイトの顧客体験向上には「KARTE」、メールやプッシュ配信などチャネルを横断したメッセージ配信には「KARTE Message」を導入。KARTEで解析したデータおよび他のデータの統合とシームレスな活用を可能にする基盤には「KARTE Datahub」が採用された。
また、プレイドのCX変革を加速するプロフェッショナルサービス「PLAID ALPHA(プレイド アルファ)」の伴走支援も導入した。各種データの要件整理・初期構築に加え、KARTEで解析するデータ連携や顧客への1to1コミュニケーションの設定を通じて「KARTE」シリーズの複数プロダクトの導入をリードする。
DHCは顧客の体験価値の向上と長期的な信頼関係の構築のため、顧客接点の統合と一貫した顧客体験の実現に取り組んでいる。会員基盤のシステム統合を通じてECサイト・アプリ・コールセンター・店舗の顧客接点ごとに個別最適化した体験を顧客軸で統合、オンラインとオフラインをつなぎ1人ひとりに適した顧客体験をリアルタイムに提供していきたい考え。
顧客接点の統合と一貫した顧客体験の実現において、顧客1人ひとりを解像度高くリアルタイムに解析・可視化し、ファーストパーティデータを柔軟に活用できる統合基盤として「KARTE」シリーズのプロダクトを採用した。
従来は手動での運用に頼っていたため、十分なパーソナライズが難しく、最適な情報をタイムリーに届けられないという課題があった。「KARTE」は、あらゆる行動ログを個客軸で統合し、リアルタイムに最適なアクションへとつなげられる点。お客さま1人ひとりの興味関心や行動の変化に即座に対応し、常にパーソナライズされた体験を提供できることは、手作業では到達しえなかった“真の1to1マーケティング”を可能にする、大きな価値だと感じている。(ディーエイチシー 通販事業ユニット ユニットマネージャー 中尾羽似氏)
「KARTE」は、直感的に操作できる優れたUI/UXや、充実したカスタマーサポートにより、担当者もスムーズに運用を開始できることも、迅速なPDCAサイクルの実現につながると期待している。オンラインとオフラインの垣根を越え、一貫した顧客体験を提供することをめざしており、KARTEの導入はその基盤固めとして、重要な役割を果たすと考えている。(ディーエイチシー 通販事業ユニット顧客育成グループ グループリーダー 大内陽子氏)
著者情報
EC運営者向けの解説記事とニュース記事を中心としたメディアサイト「ネットショップ担当者フォーラム」を運営しています。
競合企業の動向チェック、消費者動向などがわかるニュース記事や、EC担当者の業務に役立つ実践的なノウハウ記事をはじめ、海外の最新事例や動向が学べる海外ECに関するコンテンツ、通販・ECの専門家によるコラムなどを掲載しています。
- 最新情報をGetできる無料メールマガジン「ネットショップ担当者フォーラム通信」はこちら