ECプラットフォーム「ecforce」のSUPER STUDIOは、三井不動産とオムニチャネルサービスの進化とイノベーションの創出をめざす戦略的資本業務提携の契約を締結したと発表した。三井不動産によるSUPER STUDIOへの出資比率は20%を超え、SUPER STUDIOは三井不動産の持分法適用会社となる。
SUPER STUDIOが実施する第三者割当増資による新株式を、三井不動産はグローバル・ブレインと共同で運営するスタートアップ投資事業「31VENTURES-グローバル・ブレイン-グロースI事業」を通じて引き受ける。
SUPER STUDIOは三井不動産から2022年に資金を調達。それを機に、リアルとデジタルを掛け合わせ、コマース事業者の成長を支援するための取り組みを進めてきた。今回の戦略的資本業務提携でこれまでの取り組みをさらに深化させ、オムニチャネルサービスの進化を推進するための協業体制を深めていく。
三井不動産が掲げるオムニチャネル戦略の実現には、デジタル基盤の強化やDXを実現する体制や人材が必要不可欠という。SUPER STUDIOは、「ecforce」を軸とした各種プロダクトの開発・提供、三井不動産が推進するオムニチャネル戦略のサービスグロースに向けた新たな取り組みをプロダクト・人材から支援。三井不動産とオムニチャネルサービスの進化とイノベーションの創出をめざしていく。
SUPER STUDIOと三井不動産はこれまで、リアル店舗でEC同様の顧客データを取得する実証実験などを実施。東京・渋谷の「MIYASHITA PARK(宮下パーク)」にSUPER STUDIOによるポップアップストア「THE [ ] STORE」の運営などを手がけてきた。「THE [ ] STORE」の出店ブランドは週単位で入れ替わり、これまでに70以上のブランドが出店している。

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