IDEATECHは、コンテンツの再利用・転用(リサイクル)に関する実態調査を実施しその結果を発表した。それによると、7割以上が「コンテンツの再利用・転用はマーケティング効果を高める」と感じている。
コンテンツ制作で感じている課題は、「アイデア不足」が最も多く40.5%。続いて「人員・時間(リソース)不足」が36.6%、「予算不足」が35.7%だった。

一度制作したコンテンツの継続的な再利用・転用を聞いたところ、「十分に活用できている」が20.7%、「ある程度活用できている」が43.7%、「あまり活用できていない」が19.8% 、「全く活用できていない」が7.0% だった。

「十分に活用できている」「ある程度活用できている」と回答した担当者に、制作したコンテンツをどのように再利用・転用しているかを聞いたところ、「更新して再公開している」、「別の媒体に転用している」が最多でそれぞれ46.0%、続いて「複数のコンテンツを組み合わせて新しいコンテンツを作成している」が39.8%、「フォーマットを変更して再利用している」が31.8% だった。

一度制作したコンテンツの再利用について、「十分に活用できている」「ある程度活用できている」と回答した担当者に、コンテンツを再利用・転用することで、どのような効果を感じているかを聞いたところ、「制作のコストが削減した」が最多で55.0%、続いて「コンテンツの量が担保された」が44.1%、「制作における効率が向上した」が36.5%だった。

コンテンツの再利用・転用を実施する際の課題は、「人員・時間(リソース)不足」が最も多く45.4%。続いて「管理体制の不備」が33.5%、「過去コンテンツの整理の手間」が32.6%だった。

コンテンツの再利用・転用(リサイクル)が自社のマーケティング効果を高めると思うかを聞いたところ、「非常にそう思う」が27.1%、「ややそう思う」が46.9%だった。

コンテンツマーケティングで制作している主なコンテンツの種類について、最多は「記事コンテンツ」で53.7%。「プレスリリース」が44.8%、「メールマガジン」が43.9%で続いた。

調査対象はBtoB企業(BtoBとBtoCの両方を展開している企業も含む)に勤めるコンテンツマーケティング担当者328人。調査期間は2025年6月3日~4日。
調査概要
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査期間 :2025年6月3日~4日
- 調査対象 :BtoB企業(BtoBとBtoCの両方を展開している企業も含む)に勤めるコンテンツマーケティング担当者328人
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