佐川急便は訪日観光客向けに新たな海外発送に関する運用サービスを始めた。商品を購入した店舗から直接海外に発送する際、インボイス対応の送り状を実店舗で発行できるようにする。
新たな送り状発行の運用は、訪日観光客のスマートフォンで専用の二次元コードを読み取ると、所定のフォームが表示、そこに荷物の送り先となる住所を入力し、送り先情報を含んだ二次元コードを発行する。そのコードと商品を店舗カウンターへ持参・提示し、スタッフが処理することで、インボイス対応済みの送料が表示され、発送に必要な送り状が発行される仕組み。
訪日観光客はスマートフォンを使用して送り状を発行できる。言語や文字に制限されることなく海外発送に必要なインボイス対応の送り状を作成できるようになる。

また、購入品を持ち歩く必要がなくなるため、手荷物預かり所を捜す行為やコインロッカーの不足、観光地や公共交通機関での混雑などにストレスを感じる必要もなくなると見ている。加えて、販売店舗スタッフの送り状発行作業も軽減され、店舗運営の効率化にもつながると見込む。
運用開始の第1号には、5月からアルペンが運営するスポーツ用品店「AlpenTOKYO」が運用を始めている。
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