テテマーチは国内の小売業および直販メーカー176社を対象に、「TikTok Shop」の認知・導入意向に関するアンケート調査を実施した。
「TikTok Shop」の導入を考えているか聞いたところ、「導入する」が10.2%、「導入を検討したい」が23.3%で、導入に前向きな姿勢を示している企業の割合は33.5%だった。
「情報収集してから判断したい」は最多の52.8%。期待感がありつつも、まだ検討フェーズの企業が多い。

調査対象企業のうち、37.5%の企業がマーケティングや顧客コミュニケーション活動に「TikTok」を活用という。また、25.0%の企業が過去にライブコマースを実施したことがあるという。
「TikTok」やライブコマースをすでに活用している企業では「TikTok Shop」の導入意向が比較的高く、「TikTok」を活用している企業では、「TikTok Shop」を「導入する」または「導入を検討したい」と回答した割合は45.5%だった。過去にライブコマースを実施したことがある企業では40.9%。
「TikTok Shop」活用における具体的な課題や悩みで最も多かったのは「TikTokに関する知見・ノウハウ不足」で60.6%。続いて「効果検証が難しい、分析が不十分」が47.0%、「コンテンツ制作のリソース(人手・時間)不足」が40.9%だった。

導入する場合に重視することは、「導入・運用にかかる費用(初期費用、販売手数料など)」が最多で77.3%、続いて「ユーザー体験(購入までの流れ、商品の見せ方)」が57.4%、「管理・分析機能(商品・顧客管理、売上分析など)」が56.8%だった。

調査概要
- 調査期間: 2025年5月8日~16日
- 調査対象: 国内の小売業および直販メーカー176社
- 調査方法: Microsoft Formsを用いたアンケート調査(テテマーチのメールマガジン経由での回答収集)
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