楽天グループは、「楽天市場」アプリにAI技術を活用した新機能「ディスカバリーレコメンデーション」を実装し、提供を始めた。
「ディスカバリーレコメンデーション」は、約5億点にのぼる「楽天市場」の商品群から、ユーザーの興味・関心に合わせて最適化した商品画像・動画・コンテンツを表示する機能。購買履歴や閲覧履歴、お気に入り登録などのユーザーデータから、楽天が独自開発したAIが最適な商品を選定し、新たな商品との出会いを促す。
ユーザーは膨大な商品群のなかから検索しきれなかった商品、潜在的なニーズに合致する商品に出会える可能性が広がる。出店店舗は、検索経由だけではリーチできなかった潜在顧客層にアプローチでき、新たな販売機会の創出につながるとしている。
使用方法について、ユーザーは「楽天市場」アプリのホーム画面「探す」タブにある「発見」ページをスクロールすることで、パーソナライズされた商品画像や動画を閲覧可能。気になったコンテンツをタップすると、店舗の商品ページや関連コンテンツに遷移し、そのまま購入できる。
楽天は全社的なAI活用戦略「AI-nization（エーアイナイゼーション）」を推進しており、これまで「楽天市場」でも1億以上の楽天IDや70を超えるサービスに基づく消費行動データを活用して顧客体験向上を図ってきた。今回の新機能導入により、ユーザー・商品・店舗のマッチングをさらに強化し、新たな購買体験の創出を目指す。
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