楽天グループは1月5日、ショッピングアプリ「楽天市場」にエージェント型AI「Rakuten AI」を搭載したと発表した。AIコンシェルジュとの対話を通じてユーザーのニーズを掘り起こし、約5億点の商品群の中から最適な一品を提案する環境を整えた。今後はさらなるパーソナライズ化を進め、個々のユーザーに最適化した買い物体験の創出をめざす。
対話を通じて潜在ニーズを可視化する「Rakuten AI」の特長
「Rakuten AI」は、楽天エコシステムのデータ活用を目的に設計されたエージェント型AIツール。「楽天市場」内の商品・価格情報だけでなく、Web検索を通じて得られるトレンドや気候、社会情勢などの外部要因も反映した包括的な情報提供を行う。ユーザーはテキスト、音声、画像といった多様な方法で予算や目的を入力することが可能だ。
最大の特長は、AIがユーザーへ質問を投げかけることで潜在的なニーズを具体化させる点。この対話プロセスにより、単純なキーワード検索では辿り着けなかった「理想の商品」へのマッチング精度が大幅に向上した。約5億点という膨大な選択肢の中から、最適な商品を絞り込むサポートをAIが担う。
「AI-nization」の推進とこれまでの歩み
楽天グループは、AI化を意味する造語「AI-nization(エーアイナイゼーション)」をテーマに掲げ、ビジネスのあらゆる面でAI活用の推進に取り組んでいる。「Rakuten AI」の開発はその取り組みの一環。
「Rakuten AI」は2024年9月からソフトローンチとして一部提供していたが、全ユーザーへ一般開放。また、2025年7月からは楽天モバイル契約者向けの「Rakuten Link」にも先行搭載しており、グループ全体でAI活用の土壌を広げてきた経緯がある。
今後は蓄積されたマーケティングデータをさらに活用し、ユーザー一人ひとりのニーズに合致した高精度な提案を予定している。
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