ファミリーマートは1月から、店内のデジタルサイネージと実店舗のスペースを組み合わせた新しい広告ソリューション「ファミマ まるごとメディア」の提供を開始した。大型サイネージによる視覚的な認知拡大だけでなく、駐車場やイートインスペースといった店舗インフラを活用した「リアルな体験」までをワンストップで提供する試み。
「見せる」から「試せる」へ。デジタルとリアルの強力な連携
「ファミマ まるごとメディア」は、サイネージ運営を担うゲート・ワン、購買データに基づく広告配信を展開するデータ・ワンとの連携で実現。全国に広がるファミリーマート店舗を単なる小売の場ではなく、「広告+体験」のプラットフォームとして再定義する狙いがある。
最大の特長は、認知獲得から実体験までを一気通貫でカバーできる点。国内最大級のリテールメディア「FamilyMart Vision」でターゲットの興味を引き、その場で駐車場でのサンプリングやイートインスペースでのタッチポイントへと誘導する。これにより、従来の動画広告だけでは難しかった「触れる」「試す」といった深い顧客体験を、必要な時期・エリアに絞って展開することが可能となった。
5000万IDの購買データを活用した高精度なエリアマーケティング
データ・ワンが保有する国内最大規模(約5000万ID)の購買データ付き広告IDを活用できる点も強み。これにより、特定のエリアやターゲット層に最適化されたデジタル広告配信と、店舗でのリアルイベントを精緻に組み合わせたプランニングが可能となる。
ファミリーマートは今後、一般企業のみならず官公庁や地方自治体への提案も強化していく方針だ。店舗網を「マーケティング・インフラ」として提供することで、単なる広告枠販売にとどまらない、リテールメディアとしての新たなビジネスモデルの確立をめざす。
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