ZETAは、「チャネルトーク」のChannel Corporationと生成AIを活用したサービス領域で業務提携したと発表した。欧米で先行する「エージェンティックコマース」の流れを汲み、国内EC市場における顧客体験の抜本的な変革を推進する。
「ZETA CXシリーズ」と「チャネルトーク」の連携が始動
提携の第1弾として、ZETAが提供するEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」およびレビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」と、AI顧客コミュニケーションツール「チャネルトーク」をサービス連携する。
両社のサービスが連携することで、EC事業者には以下のようなメリットが提供される。
- RAG連携による高度な接客の実現 「ZETA SEARCH」や「ZETA VOICE」が持つ膨大な商品・口コミデータを、「チャネルトーク」のAIエージェント「ALF」に連携。従来の定型文によるFAQ対応を超え、個々のユーザーの好みに寄り添った「購買を促す接客」を自動化する。
- ソリューション選択肢の拡大 CS・CRMに強みを持つチャネルトークとの連携により、事業規模や戦略に合わせた柔軟な提案が可能になる。ZETAにとってはデータ活用の場が広がり、より広範なEC市場へのアプローチが可能となる。
「チャネルトーク」は、AIエージェント「ALF」やAI電話、高度な顧客理解を可能にするCRM機能を備えたコミュニケーションツールである。EC(小売)やBtoB SaaSといった幅広い領域で活用されている。
現在、欧米を中心に急速な広がりを見せているエージェンティックコマースの波は、近いうちに日本国内でも主流となり、従来の検索型ECを塗り替えると予測されている。
「ChatGPT」や「Gemini」に代表される汎用的な生成AIサービスだけでなく、個別のECサイト特有の情報(検索ログ、レビュー、Q&Aなど)をRAG(検索拡張生成)によってAIエージェントとリアルタイムに連携させる事例が増加。これが次世代ECのスタンダードになると見込まれている。
このような背景から、ZETAは自社の「ZETA CXシリーズ」とChannel Corporationが提供する「チャネルトーク」の強みを融合するため、業務提携に至った。
ZETAは2025年11月から、EC向けAIチャット「ZETA TALK」を通じて対話型コマースを提供してきた。一方で、カスタマーサポート(CS)領域でのマルチチャネル対応や高度なCRM機能を求める声も多く、グローバルで22万社以上の導入実績を持つChannel Corporationとの連携を決定した。
今後はこの連携を通じ、ECサイトにおける商品提案の自動化をさらに推進。接客の質を高めることで、コンバージョン率(CVR)の向上やLTV(顧客生涯価値)の改善を強力に支援していく。ZETAとChannel Corporationは、AI時代の新しい購買体験を提供し、EC事業者とユーザーの信頼関係構築に貢献していく方針だ。
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