矢野経済研究所が実施した国内のオンライン決済サービス市場に関する調査によると、2023年度のオンライン決済サービス国内市場は前年度比14.5%増の32兆2517億円と推計した。また、2028年度のオンライン決済サービス国内市場は約63兆円規模まで成長すると予測している。
調査におけるオンライン決済サービスは、主にクレジットカードやコード決済などの決済サービス提供事業者、決済代行サービス提供事業者。

BtoCのEC市場拡大に加え、対面決済領域、BtoB決済領域などへターゲットが拡大。2024年度は前年比16%増の37兆4944億円になる見通し。
オンライン決済サービスプロバイダーは決済サービスの導入・利用促進を図っており、対象はサービス領域やデジタルコンテンツ領域へも拡大。リアル店舗や無人精算機などの対面決済領域、掛け払いといったBtoB決済領域のサービス提供に注力する決済代行業者も増えている。2028年度のオンライン決済サービス国内市場は約63兆円規模まで成長すると予想した。
調査概要
- 調査期間: 2024年12月~2025年2月
- 調査対象: オンライン決済サービスプロバイダーおよび関連事業者
- 調査方法: 矢野経済研究所の専門研究員による直接面談(オンライン含む)、ならびに文献調査併用
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