物流DX支援のオープンロジは2025年夏に、受注一元管理システム(OMS)の提供を始める。従来のWMS領域に加えることで、受注・在庫・出荷までを一括でサポートする体制を整える。
独自開発しているのは、「Amazon」「Yahoo!ショッピング」「楽天市場」のECモールと、ECプラットフォーム「Shopify」「ecforce」「STORES」「BASE」で商品を販売する多店舗展開をサポートする受注一元管理システム「オープンロジOMS」。
オープンロジ独自の倉庫管理システム(WMS)と連携することで、多店舗展開の受注管理から注文の取り込み、倉庫での入出荷・在庫までを一括管理できるようにする。

1つのECサイトを運営するシングルチャネル事業者には、OMSの利用料は無料、固定費ゼロ、従量課金で利用できる物流フルフィルメントサービスを提供する。
多店舗展開をするEC事業者には、システム利用料金月1万円と月間出荷件数に応じた従量課金、物流費は利用状況に応じた従量課金の料金体系にする。

オープンロジはこれまで、WMS領域でEC事業者のフルフィルメントをサポートしてきたが、多店舗展開する事業者の増加で「マルチチャネルで一元管理して、自社サイトとモールの両方で販売を拡大したい」「CSV連携で、店舗の在庫もECの在庫と一緒に管理したい」「賞味期限管理、温度帯管理が必要な商品を複数チャネルで在庫連携したい」といった要望が寄せられていた。
こうした需要を踏まえ、OMSの開発を決断。自社独自のWMSと連携し、マルチチャネルの受注管理から注文の取り込み、倉庫での入出荷・在庫までを一括で管理できるサービスを提供できるようにする。
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