Nintは9月、ECデータ分析サービスの「Nint」で国内向けに「TikTok Shop」のデータ提供を始める。
「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」のデータ分析に、「TikTok Shop」を加える。4モールの市場規模、競合出店者、商品の販売動向を長期的に分析できるようになる。企業の戦略設計や販促施策に必要な定量データを一元的に活用し、必要なモールを組み合わせて横断的にも分析できるとしている。
「Nint」で分析できる「TikTok Shop」のデータは次の通り。
- カテゴリ分析:どのジャンルがいくら売れているか、第三階層まで調査できる
- カテゴリ × ショップ分析:各カテゴリごとの主要ショップの売上規模を調査できる
- カテゴリ × 商品分析:各カテゴリで売れている商品を特定、月次レポートの提供ができる
- ショップ × 商品分析:競合ショップの売れ筋商品調査ができる
- クリエイター分析:対応計画中

「TikTok Shop」は6月の日本市場での本格展開以降、ライブ配信やショート動画を活用した購買体験が注目を集めている。一方で、Nintが既存顧客にヒアリングしたところ、運用ノウハウの不足や市場戦略設計の難しさから、多くの企業が販売方法に悩みを抱えていることがわかったという。
Nintは「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」を対象に、市場規模や競合状況、販売動向を分析するサービスを提供、延べ2000社以上の戦略立案を支援してきた。Nintは「TikTok Shop」に対応することで、企業の戦略策定と参入促進を後押しする。
サービス提供対象は次の通り。
- 「TikTok Shop」参入の市場規模や競合状況を知りたい事業者
- 他モールとの売上・動向を比較したい事業者
- 動画施策後の販売動向を確認したい事業者
- 参入初期から確実なKPI設計・予算配分を行いたい事業者
- 複数モール展開の戦略を一元的に管理したい事業者
- 「TikTok Shop」参入やクリエイター活用を支援する事業者
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