LINEヤフーは1月26日、従来のアフィリエイトプログラムを大幅にリニューアルし、新たに「Yahoo!ショッピングアフィリエイト」として提供を開始した。今回の刷新では、アフィリエイト料率の上限を引き上げた一方で、報酬確定に向けた条件をより厳格な運用へと変更した。
アフィリエイト料率は、LINEヤフーがカテゴリーごとに指定する「基本料率(2~4%)」と、出店者が自由に設定できる「特別料率(0~48%)」を合算する仕組み。これにより、合計の最大料率は従来の50%から52%へと引き上げた。出店ストアは、戦略商品ごとに料率を柔軟に設定することで、インフルエンサーや一般ユーザーによるSNS拡散をより強力に後押しできる設計となっている。
報酬の発生条件についても変更。新制度では、ユーザーがアフィリエイトリンクをクリックしてから「24時間以内に商品をカートへ投入」し、かつ「クリック後89日以内にストア側が発送やサービス履行を完了」した場合に成果と見なす。以前の「89日以内の注文」という条件から、発送完了までが求められる形となり、より実需に即した厳格な判定基準へと移行した。
「Yahoo!ショッピングアフィリエイト」は、「Yahoo! JAPAN ID」を持つユーザーであれば、事前の審査や初期費用なしで誰でも開始が可能。SNSやブログにリンクを掲載し、経由購入が発生した際の報酬は「PayPayマネー」で付与する。ユーザーは検索結果や商品詳細ページから各商品の料率をリアルタイムで確認できるほか、お気に入り商品を「おすすめリスト」としてまとめ、コメントを添えてシェアする機能も備えた。
LINEヤフーがプログラム刷新に踏み切った背景には、SNSを起点とした購買行動(ソーシャルコマース)の急拡大がある。LINEヤフーによると、投稿キャンペーンの実施前後で比較した際、Yahoo!ショッピングに関連するUGC(ユーザー生成コンテンツ)の投稿数は約13.5倍にまで伸長したという。これまで課題となっていた「SNS経由の流入拡大施策」を本プログラムで補完し、さらなる流通額の増大をめざす方針だ。
今後、LINEヤフーは登録促進や投稿を促すキャンペーンを随時開催する予定を立てている。アフィリエイターがより活動しやすく、かつ収益化しやすい環境を整えるため、機能開発やプラットフォームの整備を継続していく構えだ。
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