中国PDDホールディングスが運営するECモール「Temu(テム)」は、マーケットプレイスにおける製品の安全、コンプライアンス、および品質保証体制を強化すると発表した。世界的な試験・検査・認証機関であるDEKRA(デクラ)と提携し、「Temu」に出品される自動車用電子機器や家庭用電子製品など、一部の電子製品カテゴリーを対象とした独立試験サービスを出店者へ提供する。
2026年2月時点で、「Temu」はDEKRAを含む20社以上の専門機関と提携済み。今回のDEKRAとの連携は、製品の安全性向上とグローバルな法令順守を確実にするための包括的な取り組みの一環という。
Temuは2025年、品質管理体制の強化に向けて全世界で約1億ドルを投資したが、2026年はこの投資額をさらに倍増させ、約2億ドルを投じる計画を明らかにした。
利便性の面では、DEKRAのサービスをTemuのセラーセンターから直接利用できるようにした。出店者はプラットフォーム上で、試験や認証支援の手続きを完結させることが可能だ。
Temuはこれまでも、玩具や高電圧電気製品、暖房機器といった特定のカテゴリーに対し、出品前に国際的な認証機関が発行するコンプライアンス試験書類の提出を義務付けてきた。今回の提携により、その対象や精度をさらに引き上げる狙いがある。
日本国内における動きとしては、オンラインマーケットプレイスの安全基準強化を目指す消費者庁主導の「日本製品安全誓約」に、Temuは2026年1月に署名。グローバルな投資と日本国内の基準遵守の両面から、信頼回復と市場拡大を急ぐ。
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