世界最大級のマーケットプレイス「eBay」を通じて越境EC支援を展開するイーベイ・ジャパンは、公式配送サービス「eBay SpeedPAK」が、ECサイト一元管理システム「ラクーン」(販売:ケイエムティ)と2025年12月にAPI連携したと発表した。
ケイエムティはイーベイ・ジャパンの公認パートナー企業。今回の連携により、「ラクーン」を利用する「eBay」セラーは、商品の出品から受注管理、そして「eBay SpeedPAK」による国際配送の手配までを、すべて一つのツール内で行えるようになった。従来、「eBay SpeedPAK」を利用する際に必要だった専用ツールへの別途登録や、他の配送サービスとの使い分けが不要になり、運用フローが大幅に簡略化される。
「eBay SpeedPAK」は、Orange Connexが開発した多国間配送サービス管理プログラムで、イーベイ・ジャパンが日本国内の全セラー向けに提供している公式物流サービスだ。
イーベイ・ジャパンの分析によると、米国をはじめとする各国の関税規制の変更や物流コストの上昇が続く中、海外販売の成否は「確実・迅速・低コスト」な配送手段をいかに効率よく選択できるかにかかっている。しかし、これまでは「ラクーン」利用者が「eBay SpeedPAK」を使う際、配送管理ツール「CPaSS」を別途経由する必要があった。
すでに他の管理ツールを導入しているセラーにとって、複数のシステムを並行して運用することは業務負担を増大させ、越境EC参入への心理的・実務的なハードルとなっていた。イーベイ・ジャパンはこの課題を解消するため、今回のAPI連携に踏み切ったという。
イーベイ・ジャパンは今後も公認パートナーとの連携を深め、日本セラーの売上拡大と越境ECへの挑戦を支援していく構えだ。出品、在庫、配送などの各管理ツールとの連携が進むことで、セラーがよりスムーズに海外市場へ進出できる環境が整うことが期待される。
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