アートユニオンが実施した「ECサイト運営における撮影業務の実態に関する調査」によると、EC実施企業の4割以上が商品撮影業務を外部にアウトソーシングしている。
商品画像や着用画像などの撮影業務について聞いたところ、「全て社内で対応している」が58.6%、「一部を外部に依頼している」が32.3%、「全て外部に依頼している」が9.1%だった。このことから、一部またはすべてを外部に依頼している企業は4割を超えることがわかった。

「撮影業務を全て社内で対応している」と答えた回答者にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「費用を抑えたい」で54.6%。「社内の方が迅速に対応できる」(34.0%)、「特に理由はない」(18.6%)が続いた。

「撮影業務の一部を外部に依頼している」と答えた回答者に、外部へ依頼している撮影業務の具体的な内容を聞いたところ、回答の1位は「商品画像の撮影」で71.0%、2位は「商品画像の編集」で51.4%だった。

撮影業務を「一部を外部に依頼している」または「すべてを外部に依頼している」と答えた回答者にその理由を聞いたところ、多かった回答の1位が「外部の方が高品質な画像が得られるため」で46.0%、2位が「社内に撮影スキルを持つ人材がいないため」で30.7%だった。

撮影業務を外部に依頼することで得られたメリットは、「高品質な素材が手に入ること」が44.5%で最も多い。次に多かったのは「売上の向上」「必要な素材を迅速に用意できること」で34.3%。「他の業務にリソースを割けること」は32.1%だった。

調査は物販企業でECサイト運営に携わるスタッフを対象に実施、回答人数は331人で調査期間は2025年1月29日~1月31日。
調査概要
- 調査期間 :2025年1月29日~1月31日
- 調査方法 :インターネット調査
- 調査対象 :物販企業に勤務し、ECサイト運営に携わる人(20代~50代の男女)
- 調査人数 :331人
- モニター提供元 :RCリサーチデータ
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