「eBay」の日本法人イーベイ・ジャパンは、釣具ECを展開するタックルベリーが釣り具専門店「@タックルベリー」のECサイト「@ベリーネット」を「eBay」に出店したと発表した。
出店には、越境EC参入支援を手がけるBeeCruiseの「eBay」出店支援サービスを活用。アカウント開設から商品データ連携、翻訳・最適化、海外ユーザーからの問い合わせ対応、海外配送に至るまでをBeeCruiseが支援している。
タックルベリーはこうした支援を受けて、最小限の工数で海外販売をスムーズに開始できる体制を構築したという。
イーベイ・ジャパンによると、日本製釣り具は精密さ・耐久性・革新性などで、世界中の釣りファンから人気を集めており、「eBay」でもスポーツ用品カテゴリーのなかで特に人気が高いという。なかでも「リール」は最も人気が高く、2024年の釣り具カテゴリー売上の約7割を占める主力アイテム。また、餌系商品はまだシェアは1割程度ながら、今後の市場拡大が期待される分野としている。
「@タックルベリー」は国内外に200店舗以上を構える中古・新品釣り具の専門店。ECサイト「@ベリーネット」は約13万点の商品を取り扱っており、釣り具専門のオークションサイト「TBオークション」、オリジナル商品の企画・開発、管理釣場の運営、フランチャイズ事業など、多角的に事業を展開している。
これまで、台湾・香港・ベトナム・カンボジア・タイといったアジア地域での実店舗出店を通じて海外販路を広げてきた。今回、釣り市場が活発な欧米圏への進出を見据え、「eBay」への出店を決定。中古のリールとロッドの販売からスタートし、今後は順次、取扱商品を拡充していく予定としている。
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