イルグルムの連結子会社イーシーキューブは9月5日、EC構築オープンソース「EC-CUBE」の最新版(Ver.4.3.1)で、Amazonが提供するID決済サービス「Amazon Pay」を標準搭載したと発表した。
「Amazon Pay」は、自社ECサイトに導入することでユーザーはAmazonアカウントに登録された配送先情報や支払い情報を利用して決済できるID決済サービス。面倒な情報入力を省き、Amazonが提供するセキュリティにより簡単・安全に商品を購入できるようになる。
自社ECサイトを運営する事業者は「Amazon Pay」を導入すると、ユーザーの購入ハードルを下げ、Amazonのユーザーを自社サイトの会員として呼び込むことが可能。そのため、購買率の改善と新規会員獲得率の向上が期待できるという。

「EC-CUBE」を利用する事業者はこれまで、「Amazon Pay」プラグインの購入からプラグインのインストール作業が必要だったが、標準搭載によりこれらの設定作業が不要になる。
また、「EC-CUBE」で「Amazon Pay」導入時に必要だった月額5000円の固定費も無償化。すべてのEC事業者が、導入したその日から「Amazon Pay」を消費者に提供できるようにした。
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