ZETAは、生成AIサービスやAIチャット、商品検索エンジン、およびクチコミ・Q&Aエンジンとの接続を容易にする生成AI連携基盤「ZETA LINK for AI」の提供を開始した。
AIチャットとの接続を容易にする生成AI連携基盤の役割
「ZETA LINK for AI」は、EC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」や、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」を、各種AIチャットとシームレスにつなぐソリューション。RAG(検索拡張生成)やエージェンティックサーチの仕組みを活用し、高度な情報連携を実現する。
第一弾として、ZETAが提供するEC向けAIチャット「ZETA TALK」および「チャネルトーク」に対応した。生成AI連携基盤「ZETA LINK for AI」を導入する企業は、主に以下の3つのメリットを享受できる。
- 【CVR向上】1500万件超のUGC活用による「納得感」のある接客 1500万件を超える豊富なUGC(口コミ・Q&A)データを活用。客観的な事実と購入者のリアルな体験を回答に反映させる。AI特有の「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」を防ぎ、根拠に基づいた信頼性の高い接客を可能にする。
- 【投資効率の最大化】他社製AIチャットとも柔軟に連携 自社製品の「ZETA TALK」に限らず、他社製のAIチャットとも連携ができる。EC事業者は自社の戦略や既存システムを活かしながら、最新のAI技術を柔軟に取り入れることが可能になる。
- 【機会損失の防止】最新の在庫・価格情報をリアルタイム参照 高精度な商品検索エンジンを介し、在庫や価格といった変動の激しい情報を「信頼すべきソース」として参照する。購買時に不可欠な情報を正確に提示することで、購入までの動線を最適化する。
AIエージェント対応の障壁となる「技術的ハードル」を解消
「ChatGPT」や「Gemini」といった生成AIの急速な普及により、EC領域でもAIチャットやAIエージェントを活用した購買体験の高度化が進んでいる。特に欧米では、会話を通じて商品探索から購入までを支援する「エージェンティックコマース」が浸透しつつある。日本市場においても、従来のキーワード検索だけでなく、ユーザーの曖昧な悩みや文脈に寄り添うAI対応が不可欠となっている。
こうしたトレンドを受け、ZETAは「ZETA TALK」の提供や「チャネルトーク」との提携を進めてきた。
しかし、現状ではAIチャットとECサイトを連携させるための仕様が標準化されておらず、複雑な検索条件の設定やリアルタイムなデータアクセスなど、個別の開発工数が大きな負担となっていた。これが最新技術導入のハードルとなるケースも少なくない。
今後、生成AIサービスとの連携や、RAG・エージェンティックサーチの実装ニーズは一気に拡大すると予測される。ZETAは「ZETA LINK for AI」の提供を通じて、API接続などの開発工数を大幅に削減。リソースの限られた環境でも、早期のシステム連携と高度な購買体験の提供を支援していく構えだ。
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