通販のコンサルティング事業などを手がけるトリノリンクスは10月1日から、ダイレクトメール(DM)を活用してリピート顧客を増やすスキームを作るサービス「デジマヘッジ」を開始した。
「デジマヘッジ」は、「この時期に・この訴求で・このターゲットにアプローチすればその後の継続売上が伸び続ける」というCRM発想によって、リピート客が増え続けるスキームを作るサービス。
デジタルマーケティングだけでは埋められない隙間を、アナログ媒体(=収益追求型のダイレクトメール)によって継続売上の道筋を見つけ出す。実現の裏付けは、売上予測に基づく顧客判定。実績データから「6か月後の売上予測」を行い、最適なターゲットへの継続スキームを抽出する。
「デジマヘッジ」は、商品マスタ、顧客マスタ、媒体マスタ、取引明細データ(5年以上を推奨)といった過去の実績を解析。解析結果から、継続スキームの仮説を設定し、テストプランを策定する。さらに、収益追求型DMによる小規模テストを3回行い(オプション)、精度を引き上げる。
購買実績データの分析後に、最適かつ最少規模のテストプランを提案するため、テストで利用するDMのデザイン・印刷・発送はオプション(別料金)設定。テスト実施料金を比較した上で、自社によるテスト実施も可能。
初回料金(テスト3回分)は24万円(税別)、次回以降料金(テスト1回毎)は8万円(同)。同本サービスは年商20億円までの事業者が対象となる。
日本郵便は10月1日、郵便料金を値上げした。第二種郵便物の「葉書」は従来の63円を85円に引き上げ。第一種定形郵便物の「封書」について、「封書」は84円(25グラム以下)と94円(50グラム以下)の現行料金をそれぞれ110円に引き上げている。
トリノリンクスは郵便料金の値上げにより、DM総数は減少すると予想。そんな今こそ、ピンチをチャンスに変える取り組みが必要と指摘している。
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